村長年頭のごあいさつ

更新日：2021年1月1日

明けましておめでとうございます。新年のご挨拶を申し上げます。

令和3年　年頭のごあいさつ

　明けましておめでとうございます。

　村民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より村政に対しまして、数多きご理解とご協力を賜りまして心より感謝申し上げます。

　昨年を振り返ってみますと、未曾有の国難ともいうべき新型コロナウイルス感染症により、地域経済は大きな影響を受け、私たちの日常生活は一変させられました。4年に一度のビックイベントである「東京オリンピック」が延期となり、村内においても、「水上マウンテンパーティー」や、実業団や大学・高校駅伝部が一斉に競い、陸上ファンから注目を集めていた「奥球磨駅伝」、そして冬の風物詩となった「奥球磨ロードレース」も延期となるなど、数々の行事やイベントが中止または延期を余儀なくされました。

　このような中、本村独自の「経済対策」として、全世帯向けの「みずかみ頑張る券」や、子育て世帯を対象とした「さくらっこスマイルアップ給付金・商品券」の発行、「商工業者向けの継続給付金」などの数々の支援策を講じてまいりましたが、未だ収束の兆しが見えず、全国に感染が拡大し続けている状況です。引き続き、感染拡大防止と、村民生活や村内の経済活動を支えるとともに、新しい生活様式に対応した施策を進めまいります。

　そして、7月に発生した熊本豪雨では、人吉球磨地域を中心に甚大な被害が発生し、65名の尊い命が失われました。本村においては、幸いにして人的被害がなかったものの、道路、農地や林道施設等300箇所近い被害が発生しました。未だ多くの爪跡が手つかずの状態で残っておりますが、一日も早く安心して元の生活を取り戻すことができますよう、全力で復旧・復興に取り組んでまいります。引き続き、村民の皆さまのご理解とご協力をお願い致します。

　また、今回の災害に際し、多方面から、丁重なる支援物資や支援金、そして励ましの言葉をいただき、心から感謝申し上げます。

　一方、村民の皆さまの栄えある話題もございました。元村議の大石長一郎氏が地方自治功労による「旭日双光章」、同じく元村議の故尾方隆德氏が「旭日単光章」をそれぞれ受章されました。また、11月には椎葉實さん(北目)、12月には平岩ミツルさん(湯山覚井)が満百歳を迎えられ、長寿祝い金の贈呈を行いました。大正・昭和・平成・令和と激動の時代を一世紀にわたり生き抜き、家族や地域のために頑張ってこられたことに心から敬意を表する次第でございます。

　今年は、直近の課題である豪雨災害からの復旧・復興と、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるとともに、「自然・環境」「産業・経済」「人間・生活」の調和を保ちながら健全な発展を続けていく「サステナブルな社会」の確立を目指し、人口減少克服と地方創生の更なる推進を行ってまいります。

　村民の皆様方の尚一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　結びに、令和3年が平穏で、村民の皆様にとりまして、健康で幸多き年となりますようご祈念申し上げまして年頭のご挨拶と致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和3年　元日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水上村長　中　嶽　弘　継