森に足を踏み入れると、一面を緑が覆い、木々や土が香り、森に息づく命や力を感じることができます。そしてその力は私たちを癒しリラックスさせてくれます。森林の持つこれらの効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきましたが、その効果については感覚的に語られてきたにすぎません。
一方で、現代社会を見わたすと、生活習慣病やメンタルヘルス(心の健康)不全が大きな問題になっており、心や身体の健康への関心が高まるにつれ、森林浴のニーズも、ただ漠然と「気持ちがいいから」というものから、「健康になりたい」「ストレスを解消する方法を知りたい」という積極的なものになってきました。
そこで、この「森林浴」の癒しの効果を科学的に解明し、「ココロとカラダの健康づくり」に活かそうという試みが「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」なのです。
《森林セラピー総合サイト》
http://www/fo-society.jp/
(外部リンク)
森林セラピー基地みずかみ
水上村は、熊本県の県南。村域の大部分が九州中央山地に位置し、霊峰・市房山、江代山、白鳥山、高塚山、三方山などの山々が、村域を包み込むように村境をめぐって連なり、そびえたった場所にあり、日本三急流球磨川の源流も、この自然林の中でこつ然と湧き出し産声をあげています。
森林セラピー基地・ロードの拠点となる市房山(1,721m)は、標高が熊本県下で第2位の高さを誇っており、九州中央山地国定公園の属しています。そのため、手つかずの照葉樹林の源泉林が今もなお多く残っています。
四合目の市房山神宮までの参道には、樹齢千年ともいわれる大杉が数十本そそり立っていて、中でも幹回りが10mをこえる千年杉の姿は圧巻で、登山する人々を魅了しています。