球磨神楽
更新日:2006年7月22日
国選択無形民俗文化財
球磨神楽(昭和57年12月21日国選択)
球磨神楽は、人吉球磨地方の各神社の祭礼などで演じられてきた舞で、その起源は明らかではありません。
「南藤蔓綿録(なんとうまんめんろく)」によれば、文明4年(1472年)に雨乞い祈願のため、藩主相良為続(さがらためつぐ)が青井阿蘇神社に奉納したと記されていて、人吉球磨地方で神楽が行われたという現存する一番古い記録です。そして、天文9年の疫病流行の際には、青井阿蘇神社で数百番の神楽を納めたことなども記されています。
特色は、採物舞を主とした祈祷の舞で独特な獅子舞を伴い、また、仮面は使わず順逆順に回り、足拍子を軽快に踏むことなどで、近隣の宮崎県の神楽とは少し異なっています。
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