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水上村の文化財
更新日:2006年8月8日
水上村の文化財 阿弥陀如来尊座像 湯山覚井慈眼院境内 |
| (平成二年九月十一日国指定)国指定重要文化財(建造物) 生善院は寛永二年(一六二五年)に創建され、岩野里坊に位置する新義真言宗寺院である。謀反の疑いで非業の死をとげた普門寺盛誉法印と後を追って死んだその母、玖月善女を祀るために人吉藩主相良長毎公により生善院と共に建立された。観音堂は内部に安置された厨子とともにその時の建立である。厨子には玖月善女の影像である千手観音立像が納められている。 相良藩新四国八十八ヵ所霊場二十二番礼所 相良三十三ヶ所観音第二十四番礼所 |
阿弥陀如来尊座像 湯山覚井慈眼院境内 |
| 村指定(昭和六十一年七月)有形文化財 寛永年間の作(一六二八〜一六四三年)覚井区管理 萱葺の堂内厨子の中に金箔塗の木造阿弥陀如来像(高さ二十六cm、台座三十六cm蓮花座六角)が祀られている。 他に石造猫像三体がある。 普門寺盛誉の母玖月善女の追善のため奉納されたものであり、年代不詳であるが、生善院が寛永二年に相良長毎公により建立されているので、同年代に奉納されたものと思われる。 |
木造十一面観世音立像 |
| 村指定(昭和六十一年七月)有形文化財 鎌倉時代(中期)の作、岩野川内(水清谷) 檜材、寄木造、玉眼、彩色像、割り首、体部は正中線で左右に矧ぎ、両耳前で両部を矧ぐ、宝髻別材、頭上面は全て欠失、腹前に一材を寄せるが現在は欠失。 明治三十六年頃、岩野龍泉寺にあったものを水清谷に遷座され、地元の太鼓踊りをなしたといわれている。 |
白水阿蘇神社 |
| 白水神社は、「ヘビ」の神様といわれ鳥居にもヘビが巻かれており、勝負の神様・学業の神様としても多くの参拝客が訪れる。「ヘビ」の神様といわれるには次のような言い伝えがある。昔、この山村では、ゴマが盛んに栽培されていた。ある日、畑にゴマを植えようとその木を差し込んだとき、冬眠中の白ヘビの目を突き刺し殺してしまった。その後、そのヘビを刺した農夫は不幸せな死を迎え、これは、白ヘビのたたりではないかということがささやかれるようになった。そこで、ヘビの好物である生卵を欠かさずお供えし、その霊をなぐさめるようになり人々は安泰な日々を過ごせるようになった。 |
白水神楽殿 |
| 宮崎県椎葉村の小崎地区に伝えられてきたものを同地区出身の服部氏が古屋敷に移住され、満四十歳の厄入りの記念として白水神社に奉納されたのが始まりといわれ、以来地元青年により受け継がれ十人の舞子により伝承されている。 ">白水阿蘇神社秋の大祭(九月二三日)に奉納される。 |
ニホンカモシカ |
| 国指定特別天然記念物 市房山生息 日本列島で最南端に生息する。 山地のけわしい岩場に生息し、雌雄異なる場所で生活する。 昭和五十九年三月、猟犬から追われ市房ダムに飛び込んで死んだものを、はく製にして岩野公民館のロビーに展示してある。 |
ゴイシツバメシジミチョウ |
| 国指定天然記念物 ゴイシツバメシジミチョウはシジミチョウ科のつばさの開長一cm余の小さな蝶である。 一九七三年(昭和四十八年)八月六日市房山麓で小林隆史氏によって日本で初めて発見され、一九七五年(昭和五十年)二月国の天然記念物に指定された。 今から二〇〇万年以上前、日本列島がまだ大陸の一部だった頃の残存動物で、一属一種のシジミチョウ科の珍種といわれている。 |